台湾旅行 初心者でも安心して利用できる市内バスの利用ガイド

Taiwan

バスは台北市内の生活に密着した交通手段であり、観光地だけでなく地元の雰囲気を楽しむことができます。乗り方に慣れれば、市内観光がより自由で楽しいものになるでしょう。

地下鉄ではたどり着けない場所などもバスなら簡単にたどりつけます。路線バスは地元の人々の日常的な交通手段です。利用することで台北のリアルな生活に触れられ、観光地だけでは味わえないローカルな雰囲気を体験できます。バスからの車窓風景も魅力的で、街並みをゆっくり眺めながら移動するのは楽しいものです。台北市内でバスを利用する観光は、手軽でリーズナブルな方法ですが、快適に楽しむためにはいくつかの注意点と台湾ならではの特徴を理解しておくと便利です。今回は台北市内のバスの乗り方、注意点などをご紹介します。

バス停にはこのように、あと何分で何番のバスが到着します、という表示があります。

あらかじめ用意しておくと便利なもの

台北のバスは現金でも支払えますが、お釣りが必要ないように準備するのは不便ですよね。また1,000元しか財布の中になかった場合、言葉もできない中で非常に焦ります。そんなときのために、あらかじめ悠遊卡(EasyCard)を準備しておくことをおすすめします。乗車時や降車時にカードリーダーにタッチするだけで支払いが完了します。地下鉄(MRT)の駅やコンビニで購入・チャージできます。

バス路線や目的地の調べ方

Googleマップを利用
台北市内のバスはGoogleマップで簡単に調べられます。行きたい場所を入力すると、利用可能なバス路線、停留所、乗車時間が表示されます。

台北市の公式アプリやウェブサイト

「台北市公車動態資訊系統」という公式アプリをダウンロードすると、バスの路線や運行状況が確認できます。目的地を入力すると、どのバスに乗るべきかを教えてくれる便利なツールです。

バス停の地図を見る
各バス停には詳細な路線図が掲示されています。出発地から目的地への路線番号を確認してください。

料金、支払い方法について

運賃
台北市内の路線バスは、多くの場合、1区間15元(約70円)で、距離によって2区間(30元)になる場合もあります。ただし、市内観光で利用する範囲であれば、1区間の料金で済むことがほとんどです。

支払い方法
現金で支払う場合は、お釣りが出ないため、15元の硬貨を準備しておく必要があります。一方、悠遊卡や一卡通を使うと、乗車時・降車時にタッチするだけで便利に支払いができます。

ICカード利用のメリット
悠遊卡や一卡通を使うと、運賃が少し割引されることが多く、観光で頻繁に利用する場合にはおすすめです。また、MRTやYouBike(レンタサイクル)との乗り継ぎでも割引が適用されます。

バスを利用する際の注意点

行き先の確認
台北市のバス路線は非常に多く、同じ番号でも異なる行き先がある場合があります。乗車前にバス停の案内板やGoogleマップ、公式アプリ(台北公車動態資訊系統など)でルートと行き先を確認しましょう。そして、バスが近づいてきたら手を挙げて乗車の意思表示をしましょう。手を挙げないと、バスはそのまま通り過ぎていきます。

 涼しい車内
台湾のバスは冷房が強めに設定されていることが多いので、暑い季節でも薄手の上着を持っていると快適です。

運賃の支払い方法
台北のバスは現金でも支払えますが、悠遊卡(EasyCard)を使うと便利です。乗車時や降車時にカードリーダーにタッチするだけで支払いが完了します。また、「上車収費(乗車時支払い)」のとき「下車収費(降車時支払い)」のとき、2度タッチする必要があります。前方、中間に上下車口がありますが、どちらから乗車しても大丈夫です。ただし、下車した人が降りてから、乗車するのがマナーです。

降車のタイミング
日本のバスと同様、降りたい停留所が近づいたら車内の「降車ボタン」を押す必要があります。ただし、混雑時は事前に少し早めに押しておくとスムーズに降りられます。停留所名は電光掲示板や車内アナウンス(中国語・英語)で確認できます。

降車のとき

完全にバスが止まってから下車の準備をしていると、間に合いません。台湾人の運転手の方はおおむねせっかちですので、下車の場所が近づいたらはやめに席から立ち、下車の準備をしておくことをおすすめします。

わたしは毎日バスで通勤していますが、下車の準備しておかないと運転手さんのイライラが伝わってくることもあり、はやめに席を立ち、カードをあらかじめタッチし、すぐに下車できるようにしています。その際、急ブレーキにご注意ください。正直に言いますと、運転が荒いドライバーさんが多いです。乗車時や降車時はしっかりと手すりを持つように注意しましょう。

車内の雰囲気

台北のバスは清潔で、座席は適度に広く、冷房が効いているため快適です。特に夏場は涼しさがありがたいですが、冷房が強めの場合もあるので、薄手の羽織物があると便利です。また冬でも冷房が効いている場合が多く、冷房の風が直接頭上にあたり、身体が冷えることが多々あります。その理由でしょうか、冬にバスを利用する方は、帽子をかぶっている方が多いように思います。頭から風邪を引いてしまいそうなほど、強い冷房の風を受けることもありますのでご注意を💦車内の利用者は比較的静かで、スマホを見たり、音楽を聞いたりしている人が多く、騒がしい雰囲気ではありません。

バスには優先席が設けられており、高齢者や妊婦、身体の不自由な方への配慮がしっかりされています。地元の人々はマナーを守り、席を譲る光景もよく見られます。観光客もこの雰囲気を尊重し、マナーを守ることが大切です。こちらは車椅子ご利用の方の乗車場所です。

台北市内観光で路線バスを利用するメリットとまとめ

①リーズナブルで経済的
路線バスの運賃は非常に安価で、1回の乗車が15~30元程度(約70~140円)と手軽です。料金は乗車区間によって異なりますが、多くの場合は固定料金で、観光の移動コストを抑えることができます。

②観光地へのアクセスが良い
台北市内の路線バスは網目のように発達しており、主要な観光スポットを結んでいます。たとえば、故宮博物院、台北101、士林夜市など、人気の観光地へも簡単にアクセスできます。さらに、MRT(地下鉄)では行きにくいエリアもバスを利用すればスムーズに移動可能です。

③ローカルな体験が楽しめる
路線バスは地元の人々の日常的な交通手段です。利用することで台北のリアルな生活に触れられ、観光地だけでは味わえないローカルな雰囲気を体験できます。バスからの車窓風景も魅力的で、街並みをゆっくり眺めながら移動するのは楽しいものです。

市内路線バスは台北市内観光のコストを抑えつつ、地元の雰囲気を楽しむ最適な手段です。春(3~4月)の台北は、穏やかな気候とともに多彩な景色を楽しめる季節です。この時期は花が咲き誇り、街全体が春らしい明るい雰囲気に包まれます。便利なICカードを活用して、台北の魅力を存分に体験してください。

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