台北松山国際空港について詳しく説明します

Taiwan

今回は台北市内にある松山空港について、詳しくご案内致します。

台北市内にあるので、台北市内を中心に台湾観光を予定している方には桃園国際空港より、かなり便利な空港です。

松山空港はもともと1936年、日本統治時代に「台北飛行場」として建設され、軍用・民間兼用の空港として運用が始まりました。1979年に桃園国際空港が開港すると、国際線はそちらに移管され、松山空港は主に金門、澎湖、馬祖、台東、花蓮など台湾国内の地方都市を結ぶ国内線専用空港となりました。わたしが台湾に来た頃は、松山空港は国内線の飛行場として、ここから台湾各地へ移動したものです。

2008年、中国本土との「週末チャーター便(週末包機)」が実現し、さらに2010年には、日本の東京・羽田空港との間に定期直行便が開設され、「都市間空港」構想の成功例として大きな注目を集めました。羽田~松山はともに都市中心部に近く、移動時間を大きく短縮できることから、ビジネス客や短期旅行者の間で高い人気を得ました。また、同年には韓国・ソウル(金浦空港)との定期便も開設され、日・中・韓を結ぶ国際都市間ネットワークの拠点としての役割も強まりました。

現在就航している都市

■ 国内線(台湾国内)

主に台湾本島と離島を結ぶ路線で、以下の都市に就航しています

  • 金門
  • 澎湖・馬公
  • 馬祖・南竿/北竿
  • 花蓮
  • 台東

■ 国際線(東アジア地域)

主に日本・韓国・中国本土の都市へ就航しています。

日本

  • 東京(羽田空港)

韓国

  • ソウル(金浦空港)

中国(大陸)

  • 上海(虹橋空港、浦東空港)
  • 福州
  • 厦門
  • 武漢
  • 成都
  • 重慶

台北松山空港ってどんな空港

日本の地方空港の規模の大きさですし、不必要なものがなく、非常にコンパクトで利用しやすい空港です。空港の免税品やお土産の買い物や、レストランでの食事を楽しみたい方にはちょっと物足りないかもしれませんが、必要最小限度に留められていて、無駄がないイメージです。手前が国際線ターミナルで左側が国内線ターミナルです。

国際線ターミナルってどんな感じ

入ってすぐに銀行があります。遅くまで営業してますので、両替には困りません。

免税手続きはこちらで。

1階が航空会社のチェックインカウンター、2階は出国手続きになります。

1階のチェックインカウンターの奥に免税手続きができるサービスカウンターがあります。免税のことを中国語では「退税」といいます。

航空会社でチェックインが終了したら、2階に進み出国検査です。出国検査前にスタバがありますので、こちらで休憩ができます。最後に台湾スタバオリジナル商品を購入できます。

一階にSUBWAYや大心(タイ式麵屋さん)、コンビニなどがありますが、国際線ターミナルはあまり食事をできる場所がありません。

搭乗前にお腹を満たしたい方は国内線ターミナルへ移動したほうがいいかもしれません。こちらのほうが種類が豊富し、台湾でしか食べられないものが多いです。

国内線のターミナルはつながっている

国際線ターミナルと国内線ターミナルはつながっています。途中に展望台がありますが、9月末まで利用できないようですね。残念です。

国内線ターミナルには食事のお店も多く、場所も広いですので、食事なら国内線ターミナルで召し上がることをおススメします。最後にCOME BYでタピオカミルクティでを飲めますね。また国内線ターミナルにもスタバはあります。

まとめ

現在の松山空港は、国内線と国際線が共存するコンパクトな空港として運用されており、ターミナルもそれぞれ整備されています。国際線ターミナルは2011年に改装され、出入国審査や免税店、ラウンジなどの設備も充実。MRT文湖線の松山機場駅から直結している点も便利です。

一方で、空港周辺の住宅地との距離が近く、騒音や安全面への配慮も求められており、将来的に桃園空港への国際線集約案が浮上することもあります。それでも、「都市に近い利便性」を活かした小規模で効率的な国際空港として、今後もビジネスや観光において重要な役割を担い続けるでしょう。

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