台湾への持ち込み禁止品ガイド、トラブルを避けるために

Taiwan

日本から飛行機でわずか数時間の台湾ですが、台湾には持ち込めないものが多いのはご存じでしょうか。こんなものもダメなの!?と驚く方も多いと思います。

先日日本から友人が台湾に来たのですが、台湾に住んでいるわたしのために日清のカップヌードルを持ってきてくれました。シーフード味だったのでセーフでしたが、これがもしビーフ味だったら・・・と冷や汗をかきながら友人と話をしていたところでした。

うっかり、が笑い話になればいいですが、笑えないことになる可能性もありますので、台湾へ行く際、自分の持ち物に入っていないかしっかりチェックしてください。ここでは一般常識でみなさんがすでにご存じの禁止されているもの以外に、うっかり、してしまいそうなものをご紹介します。

電子タバコ、加熱式タバコ、お酒など

電子タバコ、加熱式タバコの持ち込みは禁止されていますが、紙巻きたばこや葉巻たばこは持ち込み可能です。持ち込み発覚した際の罰則金は最高で500万元(約2,300万円)です。笑えない金額です。。。ちなみに台湾では屋内での喫煙禁止、つまりホテルの客室やレストラン、ショッピングモールなども全て禁煙です。公共の喫煙所が設置されていますが、数は限られていて、愛煙家の方は肩身の狭い思いをするかもしれません。台湾では、喫煙に関する規制が厳しく、罰金を科せられることもありますので、愛煙家の方は十分にご注意ください。

また、お酒は20歳以上ひとり1000mlまで持ち込み可能です。

生もの、果物など

基本加工されていない「生」の状態の野菜、フルーツは禁止です機内食で食べ残したフルーツも持ち込み禁止です。罰金、没収なので検疫の前に廃棄しましょう。加工してあるジャムやドライフルーツ、はちみつなどはOKです。

乳製品

牛乳、生クリームは不可ですが、ヨーグルトやチーズは持ち込み可能です。空港のコンビニで購入する生クリームいっぱいのフルーツサンドイッチも気を付けましょう。飛行機に搭乗する前に食べてしまうのが賢明です。

肉類

ここで悩む方がたくさんいらっしゃると思います。規則が非常に細かいです。台湾に肉を持ち込むと、罰金約5万〜500万円(約1万〜100万台湾ドル)というルールは、アフリカ豚コレラという家畜に感染するウィルスが原因です。アフリカ豚コレラは人には感染しませんが、ワクチンがないので、豚やイノシシに甚大な被害を及ぼします。缶詰・レトルトパウチ(高温滅菌処理がしてある)であれば持込可能、ただし、カップ麺の具材などでレトルトパウチしていない状態でお肉がある場合や、包装がパウチでないものは持込はできません。肉だけじゃありません。肉の「エキス」入りも不可です。ビーフジャーキーもポテトチップスのコンソメ味も持ち込み不可です。離乳食が必要な小さなお子さんがいらっしゃる方は、離乳食の中に小さなお肉が入っていることもありますので、ご注意ください。

コンビニで売ってあるサンドイッチやおにぎりですが、ハムやソーセージ、肉系のものなどもアウトです。
また液体状でもお肉のエキスが入っているものも持込はできません。ちょっと一般人では判断が難しいものもあります。

いちばん安全なのは肉に関するものは一切持ち込まないこと。うっかり、だったとしても台湾の検疫で見つかると罰金は100万元(約480万円)です。人生最悪の台湾旅行になってしまいます。

初めて台湾に来る方は(特に年配の方)、台湾の食べ物が口に合わなかったら、と予備でスーツケースにいっぱいカップラーメンを持って来る方も多いのですが、台湾のスーパーでも日本のカップラーメンは購入できます。ちょっと値段が高いですが、罰金を科せられるよりずっと安くすみます。焦って日本で準備せず、現地で購入してください。

おにぎり、サンドイッチ、お菓子、カップ麺、また佃煮などに細かい牛肉が入っていたりする場合もあるので、台湾に持ち込む人は入国前に再度確認してください。

写真は台湾のファミリーマートで売っていた、日清のどん兵衛です。95元(約450円)ですので高いですが、台湾でも購入できます。

卵・卵製品

台湾では、「高病原性鳥インフルエンザ発生国」から税関等への申告なしに卵、卵製品を持ち込んだ場合、動物検疫の観点から通常より厳しい罰則が科されます。

去年、日本から台湾に到着した旅客が台湾に入境しようとした際に、税関等に申告せずに半熟ゆで卵を持ち込もうとしたとして、3万元(約14万円)の罰金が科され、半熟ゆで卵は廃棄処分となったという報道がありました。肉製品と同様に卵・卵製品も動物検疫の観点から持ち込みが厳しく制限されていますので、ご注意ください。

台湾ドル、日本円

1人につき10万ドル(約48万円)を上限とされていますので、台湾に何度も来たことがある方が前回の滞在で使用しなかった台湾ドルを持ち込む際、ご注意ください。この金額を超えた台湾ドルを携帯する場合は、入国前に中央銀行に申請をし、許可証明を携えて入国してください。許可証明を取得しておらず、申告をしていなくて発見された場合、10万台湾元を超える部分は没収されます。総額1万米ドル超相当額の外貨現金円や外貨の現金,トラベラーズチェックなどの場合、税関申告の義務があります。

まとめ

松山空港、桃園国際空港とも機内預け荷物を受け取るターンテーブルで、犬がにおいをかぎながらよく巡回しています。台湾は可愛いビーグル犬ですが、この可愛いビーグル犬の臭覚は非常に優れています。犬が荷物の横に静かに座ったら、怪しいにおいをキャッチした証拠です。自分の荷物の横に犬を座らせないようにしましょう。犬が座ったら荷物とともに別室に連れていかれて、荷物をすべてチェックされます。持ち込みに迷ったら、出発前に行政機関で情報をしっかり確認して相談をしてみてください。また、ここに書いている情報も数か月後には変更している可能性もあります。法律は複雑なうえ、人にうっかりや間違えはつきものです。わたしは怖いので、果物類はもちろんのこと、肉類は一切台湾に持ち込まないと決めています。わたしだけは大丈夫、と思っていましたが、高額の罰金が課された人が身近にいると、他人事には思えなくなりました。万が一、台湾に到着してスーツケースを受け取った後、スーツケースの中に持ち込み禁止物があることを思い出したら、速攻でゴミ箱に捨ててください。また、日本から台湾に持ち込めないものがあるのと同様に、海外旅行から日本へ戻ってくる時にも持ち込みは禁止とされているものはたくさんありますので、ご注意ください。楽しい台湾旅行を台無しにしないために、念には念を入れてしっかり確認しましょう。

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