台湾旅行 女性観光客必見!台湾一人鍋の楽しみ方とおすすめの店

Taiwan

鍋料理は、温かさだけでなく、豊かさや楽しさも運んでくれる食事。鍋を囲む人々の間には笑顔が絶えず、おのおのが好きな具材をすくい上げる音と、湯気越しに交わされる会話が賑やかで愛おしい時間になります。鍋は大勢で食べる代表的な料理の一つですね。台湾では、中国本土の影響を受けた鍋料理が古くから食べられてきました。鍋料理は「火鍋」とも呼ばれ、家庭や宴会などで複数人が囲む食事スタイルが一般的です。台湾独自の具材やスープの発展もあり、豊かな鍋文化が形成されました。台湾には四川発祥の辛さとしびれが特徴的な麻辣火鍋、生姜と黒糖、漢方薬を使った薑母鴨羊肉を主役にした薬膳の羊肉爐、臭豆腐(発酵豆腐)を使った臭臭鍋(臭豆腐鍋)、中国北東部の東北地方がルーツで酸味と豚肉の旨味が楽しめる酸菜白肉鍋など、日本では食べることのできない様々な鍋料理を食べることができます。

そんな鍋料理ですが、台湾では大勢で食べるのみならず、一人で食べる鍋も大人気です。

一人鍋の誕生背景

一人鍋の概念が広まったのは比較的近年のことです。その背景には、以下のような要因が挙げられます。

  • ライフスタイルの変化: 都市化や核家族化、一人暮らしの増加が一人鍋の需要を生みました。
  • 外食文化の進化: 台湾では外食が一般的で、忙しい都市生活者にとって手軽に利用できる一人用鍋が経済的で、便利な存在になりました。また飲み物飲み放題、アイスクリーム食べ放題などのお店もあり、価格に対してコスパが良いと感じられます。
  • 健康志向: 個別の鍋は他人と共有する必要がなく、衛生面やアレルギー対策にも優れています。

一人鍋チェーン店の特徴

2000年代以降、台湾では一人鍋専門のチェーン店が増え始めました。お店で自分好みのスープや具材を選べるので、周りの人に気を使う必要もなく、自分で自分好みの味をアレンジして食事を楽しむことができます。友達と二人で来てもおしゃべりしながら、自分の鍋を自分でコントロールできるのは気持ち的に非常に楽ですし、自分専用なので衛生面でも安心。一人鍋は現在、台湾の食文化の一部として広く定着しています。

カジュアルな雰囲気: 簡易な設備で気軽に利用できる。

多様な選択肢: 各種スープ、具材、タレを個別にカスタマイズ可能。

テクノロジーの活用: 自動注文システムや無人店舗など、新しい食事体験が導入されています。

女性観光客におすすめ 中山の誠品百貨3階にある「這一小鍋」

台北誠品南西店 這一小鍋

電話:02-25810850                                     住所:台北市中山區南京西路14號3樓 (誠品生活南西)こちらのビルにあります。

営業時間: 11:00~22:00 (最終オーダーは20:30)
金曜日と土曜日: 11:00~22:30 (最終オーダーは20:30)

お店のホームページ https://www.orissic.com/store

たれは自分のお好みで調合します。ねぎ、にんにく、とうがらし、醤油、だいこんおろし、ごまだれなどあります。

これが1人用の鍋です。冬粉(マロニーみたいなもの)は追加で注文しました。

隣の人との敷居ののれん?も台湾風です。

飲み物は飲み放題

食後のアイスクリームも食べ放題

これだけ食べて、払った金額は350元(1,700円)ぐらいでした。大満足です。夜までお腹いっぱいで、晩御飯はパスしました。

このお店の特徴は、お値段のわりにオシャレで可愛い雰囲気です。清潔で可愛い雰囲気なので、女性はきっと居心地がいいと思います。食事の時間は混雑しますので、わたしはわざと食事の時間をずらして行きます。そうすると自分と同じように一人で鍋を楽しんでいる女性もチラホラ。もともと人目を気にしない台湾ですけど、さらに敷居が低くて利用しやすいです。

ドリンク飲み放題?アイスクリーム食べ放題?

台湾の飲食業界は競争が非常に激しく、各店が差別化を図る必要があるためか、一人鍋でアイスクリーム食べ放題、ドリンクバーといったサービスを提供しているお店は多いです。お店を選ぶ際にお店のホームページなどで調べてみましょう。

その他の一人鍋のチェーン店など

台北市で有名な一人鍋のチェーン店を紹介します。

鍋爸涮涮鍋 http://www.gobar.com.tw/index.html

食べ放題ですので、おなかいっぱい食べたいときに最適。台北市内に3店舗あります。予約をしてから行くことをおすすめします。

石二鍋  https://www.12hotpot.com.tw/

台北市内、または台北の近郊に多くあります。気温が下がる日はおおにぎわいです。カウンターの席があるので、一人でも気楽に鍋を楽しめます。カルフールなどの大型スーパーの中にも出店しているので、買い物のついでに利用しやすいです。こちらは石二鍋の写真です。アイスクリームはありませんが、ドリンクは冷たいお水か、冬瓜茶のシャーベットがありました。お値段は300元ぐらいでした。

大勢で食べる鍋はどんなものが人気?

1. 麻辣火鍋(マーラー火鍋)

特徴: 四川発祥の辛さとしびれが特徴的な鍋。台湾では特に人気が高く、牛脂や唐辛子、花椒(ホアジャオ)をたっぷり使ったスープが特徴です。辛さの調節が可能で、初心者でも楽しめる優しい辛さから、激辛まで対応します。

2. 薑母鴨(ジアンムーヤー)

特徴: 生姜と黒糖、漢方薬を使った鴨肉鍋。滋養強壮や体を温める効果があると言われ、冬に人気です。漢方の香りが独特で、健康志向の人々にも好まれます。ただカロリーが高いので、食べすぎ注意です。

3. 羊肉爐(ヤンロールー)

特徴: 羊肉を主役にした薬膳鍋。薬膳の香りを楽しみながら、滋養豊かなスープを飲むと体がぽかぽかします。特に寒い季節に体を温める料理として人気があります。生姜や漢方を使った濃厚なスープが特徴です。

4.酸菜白肉鍋

 特徴: 酸菜白肉鍋(サンツァイバイロウグォ)**は、酸味と豚肉の旨味が楽しめる鍋料理です。中国北東部の東北地方にルーツを持つ料理ですが、台湾でも人気があります。この鍋は酸菜(発酵させた白菜)を主役にし、さっぱりとした味わいと豊かなコクが特徴です。

写真は麻辣火鍋と昆布だし鍋です。このように2種類の鍋を同時に楽しめるのは、台湾では普通です。2種類の味を楽しめるなんて、なんだか得をした気分になりませんか。

まとめ

12月になり、気温が下がって台湾でも寒い日が続いています。鍋が食べたくなっても友人を探す必要なく、一人で気軽に立ち寄れる一人鍋の存在は貴重です。

台湾の一人鍋は、伝統的な鍋料理を基盤に、現代の食生活や消費者ニーズに合わせて進化してきたものです。その背景には、個人のライフスタイルや健康志向、そして外食文化の発展が深く関わっています。日本にもあって不思議ではないと思うのですが、日本では鍋料理は「みんなで囲む」ことが一般的な楽しみ方で、家族や友人、同僚と一緒に食卓を囲み、具材を共有することで食事がコミュニケーションの場として機能しているからかもしれませんね。日本の鍋と同じような楽しみ方として、台湾では旧正月の除夜に家族で鍋を食べながら、新年を迎えるファミリーが多いです。

今は「1人の時間」を大切にする価値観が徐々に根付いています。鍋にかかわらず、一人で食事を楽しめる人って素敵だと思います。これから日本にも台湾風一人鍋が普及していくのかもしれません。台湾では一人鍋は非常にメジャーで、一人での食事を楽しむことが当たり前の社会であるため、旅行者でも安心して一人で食事を楽しむことができます。種類も多く、たくさんのチェーン店がありますので、気軽にぜひ訪れてみてください。

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