日本に帰国する際、台北市内から台湾桃園国際空港への移動方法は、空港バスやタクシー、桃園メトロ、高速鉄路など、選択肢がたくさんあります。今回は市内から桃園空港へのメトロでの移動についてご案内いたします。桃園空港メトロ線（桃園機場捷運）は、2017年3月2日に正式開通しました。この路線は、台北市と桃園国際空港、および桃園市を結ぶ重要な交通インフラとして設計されました。快速約35分で到着します。桃園空港メトロ線を利用するときは、台北駅の券売機で乗車券を購入しましょう。券売機や日本語や英語にも対応しているうえ、現金やクレジットカードも利用可能です。悠遊カードをお持ちの方は悠遊カードも利用できます。
乗車券を購入したら、改札を通ります。改札は自動化されており、乗車券をセンサーにかざすだけで通過できます。電車は5分から10分間隔で運行しており、混雑することも少ないので、快適に移動できるでしょう。また、桃園空港メトロ線の車内は清潔で、エアコンも効いており、外の景色を眺めながら快適な環境で移動できます。荷物を置くスペースも十分にありますので、大きなスーツケースを持っていても安心です。開通してまだ数年ですので、駅の設備や電車はまだ新しく、きれいです。
桃園空港メトロ線を利用するメリット
1. 渋滞の影響を受けない
- MRTは鉄道なので道路交通の渋滞に左右されることがなく、所要時間が安定しています。
- 台北駅から空港まで快速列車で約35分、普通列車で約50分と短時間で到着します。
2. 料金が安い
- 片道150元と比較的リーズナブルで、タクシーや送迎サービスに比べて大幅にコストを抑えられます。
3. 運行本数が多い
- 朝6時頃から深夜まで、快速列車と普通列車が約15分間隔で運行しており、待ち時間が少ないのが魅力です。
4. 荷物の利便性
- 車内にスーツケース置き場があり、空港アクセスに適した設計になっています。
- 大きな荷物を持っていても安心して利用できます。
5. 快適な移動
- 車内は清潔でエアコンも効いており、快適な環境で移動できます。
- 座席数も十分にあり、特に快速列車は途中停車駅が少ないため混雑も少なめです。
6. わかりやすいアクセス
- 台北駅から「桃園機場捷運」の専用エリアに直接アクセスできます。
- 駅構内に案内標識が多いです。
台北駅から桃園空港へ桃園空港メトロ線を利用するデメリット
１．混雑する場合がある
- 朝夕の通勤時間帯や旅行の繁忙期には、快速列車でも混雑する可能性があります。
- 特に座席が満席の場合、荷物を持ちながら立ち続ける必要があるかもしれません。
２．家族連れやグループ旅行には不向きな場合も
- タクシーや送迎サービスに比べ、家族連れや小さな子ども連れの場合は移動の手間が増える可能性があります。人数が多い場合、お値段は高くなりますが、タクシーでの移動にしたほうがいいかもしれません。
３．台北駅の中を歩かなければなりません
- 大きな荷物を持って台北駅を移動しなければなりません。桃園空港メトロ線は台北駅と地下鉄グリーンライン北門の間の位置し、台北駅の中の結構な距離を歩かなければなりません。台北駅は地下鉄、新幹線、桃園メトロ線と接続しているため、いつも人が多く、土地勘のない旅行者の方が荷物を持っての移動は疲れるかもしれませんね。
４．深夜・早朝便には非対応の可能性
- 桃園空港メトロ線の始発・最終列車の時間が限られており、深夜や早朝のフライトには利用できません。
桃園空港メトロ線の台北駅でチェックインできる航空会社は？インタウンチェックイン
利用できる航空会社は限られているようです。以下、桃園メトロホームページです。
https://www.taoyuan-airport.com/ITCI/jp_html/index.html
場所：桃園空港メトロ線 地下１階
桃園メトロ線台北駅（A1駅）で利用可能なインタウンチェックインサービスに対応している航空会社は以下の通りです。
- チャイナエアライン（CI）
- マンダリン航空（AE）
- エバー航空（BR）
- ユニー航空（B7）
- キャセイパシフィック航空
- スターラックス航空（JX）
インタウンチェックインサービスは出発の3時間前まで利用可能で、荷物を預けた後は身軽に観光や移動ができます。このサービスは、チェックイン手続きや手荷物預けを台北駅で済ませられるため、空港に到着したら航空会社のカウンターに立ち寄る必要がなく、そのままセキュリティーチェック、出国手続きに進めます。わたしは上記の航空会社を利用するときはいつも利用します。桃園国際空港に到着したら、航空会社のカウンター前の行列に並ぶ必要がなく、そのまま出国手続きに進めるのでとても便利です。
乗車に際しての注意事項
快速列車と普通列車の区別
駅や車内放送、掲示板で快速列車（Express Train）と普通列車（Commuter Train）を区別してください。快速列車は15分に1本便がありますが、座席数が少ないので、すぐに席が埋まってしまいます。座って移動したい方は早めにホームに移動して席を確保してください。
乗車場所と乗り換え
台北駅の空港MRT乗り場は、台北駅地下にあります。標識を確認し、乗り場までの移動をスムーズにするために少し余裕を持って行動しましょう。
23時以降の運行について（台北駅から桃園国際空港第２ターミナル）
タクシーで移動したら？
一番手軽なのはタクシーを利用する方法です。渋滞がなければ、約45分で空港に到着します。料金は約1,200～1,400元（約4,800~5,600円）となります。ただし、これに高速道路利用料金40元（160円）が追加される点に注意しましょう。乗車前にドライバーさんにきちんと料金の確認をしてから乗車してください。荷物が多かったり、お子さんがいたりする方はタクシーでの移動のほうがいいと思います。
まとめ
MRTは便利な移動手段ですが、台北駅へのアクセスや荷物の取り扱い、時間帯などによっては使いにくい場合もあります。台北駅は大きいし、初めての方には複雑で、他のMRT路線から桃園機場捷運に乗り換える際、荷物を持っての移動が負担になることがあります。特に、アクセスのスムーズさを重視したい方や、大量の荷物を持つ旅行者はタクシーや送迎サービスを検討するほうがよい場合もあります。ですが、最後に台北から桃園に向かう台湾の景色を眺めながら、桃園空港メトロの中で台湾旅行の思い出に浸るのも素敵ですね。ご自身の旅行のスタイルに合わせて、選択してください。
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