台湾スイーツは美味しいものがたくさんあります。何を食べるか、迷ってしまいますね。女性なら台湾旅行の楽しみのひとつは、台湾スイーツを試してみることではないでしょうか。今回は「台湾で流行りの食べ物やスイーツ」に興味がある方に向けて、定番の台湾のデザートから、SNSで話題のスイーツまで、幅広く紹介していきます。また、台湾の伝統的なデザートや、ビジュアルが映えるかわいいスイーツ、日本と台湾のスイーツの違いについても解説。最後には、台湾の最新スイーツのトレンドもご紹介し、台湾のスイーツシーンを余すところなくお届けします。
2024年スイーツランキングNo1は?
やはり豆花でしょう。理由は若者からご年配の方まで、あらゆる年代の人に愛されているからです。豆花は豆乳から作られたプリンのようなスイーツで、ツルンとした食感が特徴。トッピングにはタピオカ、ピーナッツ、紅豆などがよく使われ、ひんやりスイーツのイメージが強い「豆花」ですが、冬には温かい「豆花」も提供されており、どちらの食べ方でも優しい味わいに癒されること間違いなしです。比較的シンプルな材料で作れる台湾の伝統的なスイーツ。台湾各地には昔ながらの「豆花」の専門店が数多く点在していて、お店によって食感やシロップの味わい、トッピングの種類などはさまざま。いろんなお店でいろんな味を試して、自分好みの味を探してみてください。
台湾のデザートといえば?定番スイーツを紹介
豆花以外にどんなスイーツがあるか、簡単にご紹介します。
1.タピオカミルクティー(珍珠奶茶)
今や日本でも有名ですが、台湾が発祥のドリンク。モチモチのタピオカがたっぷり入った本場のタピオカミルクテイーは一度は試しておいてほしいドリンク。ちなみに「珍珠」はタピオカ、「奶茶」はミルクティーの意味です。
ミルクティー以外にも、ウーロン茶や緑茶ベースにしたり、自分好みの組み合わせができます。また氷の量や、シロップの量も好みによって調整してもらえます。わたしはすっきり系が好きなので緑茶をベースにして、氷少なめ、シロップは半分と注文します。こういう場合は「珍珠緑茶、少氷、半糖」と注文します。日本人には少々難しいですので、紙に書いてドリンクスタンドの店員さんに見せるといいです。
2.雪花氷
かき氷の進化版で、氷自体にミルクやフルーツの味がついていて、ふんわりとした食感が特徴です。おいしさを一言で表現するなら、「ふわっとした溶ける口どけと、濃厚な風味のハーモニー」でしょうか。まるで口の中で雪が舞うような繊細な口どけ。氷全体に甘みやコクがあるので、溶けるたびにミルクのまろやかさが口にひろがります。マンゴーやいちごなどフレッシュなフルーツをトッピングしたものが多く、尼酸っぱさとミルキーな味わいが絶妙にマッチします。トッピングが彩を添え、視覚的にも楽しませてくれるのが、雪花氷の魅力です。夏のスイーツの王様と言われるマンゴー氷はマンゴーの旬に合わせ4~9月頃の間に季節限定で提供しているお店が多いです。冬には販売を停止しているお店も多いので、ご注意を。
写真:台北NAVIさんより
3.芋圓
九份の名産として有名です。
タロイモやサツマイモで作られたモチモチした団子で、もっちり感と自然な甘さが広がる素朴なおいしさが特徴です。モチモチと弾力のある歯ごたえとつるんとした喉越しが特徴で、台湾で人気の「QQ食感」を楽しめるスイーツです。一口食べると、もちもちとした食感が楽しく、噛むたびに優しい甘さが口いっぱいに広がります。この自然な甘さは、タロイモやサツマイモなどの芋そのものの風味から生まれ、シンプルながらもどこか懐かしい味わいを感じさせてくれます。芋圓そのものにはほとんど甘さがないので、シロップをかけたり、豆花やかき氷に入れて食べるのが一般的。温かいスイーツならほっこりとした優しさが、冷たいスイーツなら芋の甘さと爽やかさが調和して、それぞれ異なるおいしさが味わえます。わたしは九份へ行くと必ず食べます。
4.餅
台湾語で「麻(蔴もぁちぃ)糬 」と呼ばれる「お餅」。発音は日本語に似ていますが、そのバリエーションは日本よりも格段に豊富。砂糖やゴマ、ピーナッツの粉をまぶし、切り分けて食べます。一方、大福のように餡や黒ゴマ、ピーナッツを詰めてアレンジされたものもよく見かけます。さらに台湾原住民族の食文化にはアワ(粟)を用いたものもあります。ボリュームがあるので一つ食べると、お腹いっぱいになります。
台湾の元祖かき氷とは?
台湾の元祖かき氷をご存じですか?元祖台湾かき氷と言えば、八寶冰です。「八つの宝」という名前のとおり、大量のトッピングを贅沢に載せたかき氷です。トッピングが8種類ってことじゃなくて、たくさんという意味だから厳密に8種類ではないようです。台湾人は8という数字が好きです。だから数字の8を使うのでしょうか。それにしてもこの八寶冰、あまりにも量が多いので、友達と分け合って食べている人が多いです。
写真:高雄婆婆氷 FBより
豆花や雪花氷のトッピングは何がいいですか
こちらではトッピングを簡単に紹介します。ここで書いてもあまりピンとこないと思いますので、自分が食べたい、と思うものを適当に注文するのがいいと思います。
花生 落花生を煮込んだピーナッツ
粉圓 キャサバ芋の澱粉を原料として作られています
紅豆 日本の粒あんとほぼ同じ
愛玉 プルプルのゼリー
芋頭 甘く煮たタロイモ
仙草 漢方に使われる「仙草」というシソ科の植物を使って作られており、暑気あたりや喉の 渇きに効果的といわれ、夏によく食べられる。デトックス効果があるともいわれているので、美容と健康が気になる人にもおすすめ。
湯圓 日本でいういわゆる白玉だんご。紅色のものもある。
写真:富沢商店様より
話題の鮮奶脆皮甜甜圈とは?
中国語では鮮奶脆皮甜甜圈といいますが、日本人は台湾ドーナツ?クリスピーミルクドーナツと言いますね。台湾の夜市発祥らしいです。
台湾ドーナツは他の台湾スイーツ同様、砂糖とミルクパウダーがかかっているのに甘すぎず、しつこすぎない優しい甘味が特徴です。また厚すぎず薄すぎないドーナツの形状がクリスピー感を演出。外はカリカリ・サクサクで中はふんわりもっちり食感。
天ぷら粉を使った衣で揚げられたドーナツに、甘さ控えめのミルクパウダーがたっぷりとまぶされており、日本では味わえない独特の美味しさを楽しめます!10個ぐらいまとめ買いされる方も多いです。わたしは食べたことがなかったので、先日、西門街のお店に並んで買ってみました。平日の夕方4時ぐらいに行きましたが、たくさんの方が並んでいました。待つこと10分ぐらいでしょうか。1つ40元(約200円)を2つ買いました。サクサクとして、アッという間に2つ完食してしまいました。時間が経つとサクサク感がなくなるようですので、買ったらすぐに食べることをおすすめします。
西門駅6番出口より徒歩5分「一脆鮮奶脆皮甜甜圏総店」
日本と台湾のスイーツの違い
あくまで個人的な意見ですが、台湾人はもちもちキュッキュッの食感を好む傾向が強いと思います。また、体を冷やすのは良くないという考えからか、夏でもあまり冷たすぎるものは食べません。ドリンク類を注文する時、氷をいれないで、という台湾人が多いです。
台湾の最新スイーツのトレンド
これからは洋風と台湾風がミックスしたようなものが流行っていくような気がします。それに季節のフルーツが加わる感じでしょうか。日本でもタピオカミルクテイー、台湾カステラが大人気になりましたが、次は台湾発のスイーツ「QQボール」が流行るのではないか、と言われています。
QQボールとは、台湾の夜市で人気の「さつまいも揚げ団子」のこと。さつま芋を練り込んだ生地をカリッと油で揚げた、熱々モチモチな食感が楽しい屋台グルメ。ここ数年でぐっと注目度が上がっていますね。毎年新しいトレンドが登場しますので、次は何がくるのか楽しみですね。
台湾スイーツの総括
この記事のポイントをまとめます。
- 定番のスイーツはやはり豆花
- 台湾カステラは、台湾ではそんなに流行っていなかった。
- 豆花や仙草は冷たくしても、温かくしても食べれる。
- 台湾の定番デザート「マンゴー氷」は、夏の代表的なスイーツ
- 台湾スイーツは、ビジュアルの可愛らしさが特徴で、SNS映えするものが多い
- 最近は鮮奶脆皮甜甜圈やさつまいも揚げ団子が若者に人気
- 台湾人はQQの食感が好き
さあ、台湾に来てどのスイーツを食べますか?嬉しい悩みですね。今回は台湾の伝統スイーツを特集にしましたが、ケーキや洋菓子、マカロンなども大人気です。ただ、日本でも食べられるものも多いので、今回は台湾の伝統スイーツに絞ってご紹介差し上げました。
この本に台湾スイーツがたくさん紹介されています。自分のお好みのお店を探して、台湾に来た際にはぜひ足をはこんでみてください。
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