今回は台北のもう一つの空港、松山空港についてご紹介します。前回ご紹介した桃園国際空港は成田空港、今回ご紹介する松山空港は羽田空港のイメージでしょうか。松山空港は台北市内にあり、交通が便利です。現在、松山空港は国内線、国際線兼用の空港で、国際線は9つの地点に9路線のみの運行です。日本では羽田空港発着便にのみ利用できます。
台北松山空港基礎情報
住所: 台北市松山区敦化北路340-9市松山区敦化北路340-9
アクセス: MRT文湖線「松山機場」駅下車すぐ。台湾桃園国際空港との間にもリムジンバス運行。
営業時間: 05:30~23:00
公式ホームページ: https://www.tsa.gov.tw/flights/international/today?culture=3
到着後の流れ
3階に到着したら2階に降りて入国検査、1階で手荷物を受け取ったら、税関手荷物検査を受けて入国します。
ちなみに出国の際は、1階の各航空会社のカウンターからチェックインしたら、2階で保安検査とパスポートチェックを受けて、搭乗まで待機してください。
台湾松山空港の入国審査にかかる時間は?
シーズンや到着時間、混み具合にもよりますが、空いている時で入国審査に20分、空港を出るまで1時間かからないほど、混んでいれば入国審査に1時間ぐらい、空港を出るまで2時間くらいは見ておいた方がよいでしょう。 台北松山空港は桃園国際空港より小規模ですので移動に時間がかかりません。
荷物を受け取ったら
両替が必要な方
入国時の両替なら、保安検査を通ってすぐのところ、税関カウンター後方の台湾銀行と兆豊国際商業銀行の両替カウンターがあります。レートは市内の銀行とほぼ変わらないので、こちらで両替をしておいたほうが便利かもしれません。
台北松山空港内の飲食店について
麥記正宗港式燒臘
- 営業時間:07:00 – 19:00
- 場所:松山空港第1ターミナル1階 国際線出発ロビー
- 価格の目安:プレート1人前200元前後
- 同店は香港式でロースト肉や点心を提供するレストラン。朝11時まで「モーニングタイム限定メニュー」が楽しめます。
SUBWAY
- 営業時間:07:00 – 18:00
- 場所:松山空港第1ターミナル1階 国際線到着ロビー
大心(Very Thai Noodles)
- 営業時間:11:00 – 18:00(食事の提供は17:30まで)
- 場所:松山空港第1ターミナル2階 保安検査場入口前
- 価格の目安:麺1人前200~300元前後
品川蘭
- 営業時間:月・水07:30 – 1800 / 火・木~日11:00 – 18:00
- 場所:松山空港第1ターミナル2階 保安検査場入口前
- 価格の目安:牛肉麺1人前250~300元前後
翰林茶館
- 営業時間:10:00 – 17:30(食事の提供は16:30まで)
- 場所:松山空港第1ターミナル2階 保安検査場入口前
スターバックス
- 営業時間:06:30 – 17:30
- 場所:松山空港第1ターミナル2階 保安検査場入口前
画像引用:pixabay
早朝のフライトをご利用の場合、スターバックスしか営業していませんので、ご注意を!
免税店
免税店はありますが、規模は小さいです。
化粧品やブランド物などの免税品が欲しいなら行きの羽田空港国際線ターミナルの免税店で買うのほうがいいかもしれません。
専門店ならCOACH,フェラガモ、サムソナイト、ブルガリ、TUMI、Lesportsacなどはありますが、種類は少なめです。
化粧品、たばこ、お酒類を販売しているお店もあります。
免税店以外には康是美(コスメ、薬局ショップ)、新東陽(ビーフジャーキー、緑豆のケーキ、月餅、中国式のお茶とお菓子など)、郭元益(クッキー、パイナップルケーキなど)のお店もあります。
個人的におすすめのお土産
お酒を飲む方でしたら、「KAVALAN」ウイスキー。
良質なウィスキーなだけあってお値段はそこそこします。様々な種類がありますが、一番安いボトルで1,790元 = 約8,000円です。日本語の公式ホームページはこちらです。
https://www.kavalanwhisky.com/jp/intro.php?ref=cHJvZHVjdC5waHAlM0ZhY3QlM0RsaXN0JTI2Y2lkJTNEMQ%3D%3D
写真:カバランウイスキー公式ホームページより
台北松山空港から市内へのアクセス
台北松山空港から台北市街地まで行くには主に3つの方法があります。
- MRT
- バス
- タクシー
1.MRT
台北松山空港はMRT文湖線の「松山機場」が最寄り駅になります。台北や西門、市政府などの市街地の中心部に向かいたいなら、まずは文山內湖線の動物園行きに乗車して、途中で板南線や松山新店線に乗り換えてください。台北松山空港の唯一欠点があるとしたら、基本的にどこに行くにしても乗り換えが必要になるという点にあります。
2.バス
街の中にある空港ですので、バスを使えば台北市内行きたいところへ行くことができます。ただし、台北でバスに乗ったことのない人にはハードルがやや高めです。どのバスに乗ればいいかわからないと思いますので、Googleマップで目的地を入力し、そこまでのバスでの経路を確認して、そこに記載されている番号のバスに乗車しましょう。松山空港から市内へは、空港バスやBRTが便利で、30分程度で主要な観光地やビジネスエリアにアクセスできます。バスは運行時間も長いため、時間帯に関係なく利用しやすいです。バスを下車する際は、下車するバス停の手前で下車のボタンを押す必要があります。
バスは現金でも乗れますが、おつりがでないので空港で小銭を用意しておく必要があります。悠遊カードが使えますので、事前に準備しておくと便利です。
3.タクシー
荷物が多いならタクシーがいいでしょう。MRTやバスと比べると割高ですが、目的地まで直行できますし、台北市内の移動くらいであれば、運賃もそれほど高額にはなりません。しかも深夜でも早朝でも移動できます。
荷物が多いだけでなく、複数人で移動する場合もタクシーがおすすめです。台北ではタクシーをフル活用することで、活動時間を伸ばせますので、まずはタクシーに慣れるという意味でも、タクシーでホテルや目的地まで移動するというのもいいかもしれません。
初乗運賃:85元(1.25km)
加算運賃:200mごとに5元、時速5km以下の累計1分ごとに5元
深夜料金:初乗り料金20元上乗せ 105元 (23:00~6:00)
まとめ
松山空港利用のメリット
なんといっても市内にある空港なので、台北市内からの移動に時間がかかりません。台北松山空港と桃園国際空港では同じ時間の発着だったとすると、トータルの滞在時間が2時間は異なります。週末を利用しての弾丸台湾旅行だったら、2時間はかなり重要です。しかも羽田空港発台北松山空港着にすれば、さらに移動時間の節約になります。また、台北松山空港はとにかくコンパクト。空港内での移動距離が短く、利用人数が少ないのですべてにおいてスムーズです。桃園国際空港は空港が大きいので移動が大変。飛行機を降りてから入国審査までもそれなりに歩くことになりますが、台北松山空港ならテンポよく出入国できます。
松山空港利用のデメリット
松山空港は、桃園空港に比べて規模が小さいため、空港内の施設やサービスが限られています。例えば、飲食店やショッピングの選択肢が少ないことや、空港ラウンジなどの施設が少ないため、長時間の待機が必要な場合に不便を感じることがあります。免税店やお店も少ないので、買い物目的の方には物足りないかもしれません。
ラウンジは各航空会社の共有のラウンジ。料理やドリンクの内容も少ないです。料理は小籠包、シュウマイ、まんじゅう、ルーロー飯などの中華メニューが中心でした。
味は台湾的な味付けで、最後に台湾料理を食べたい人には利用価値の高いラウンジだと思います。
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